「寝ても疲れが取れない」人のための、運動×回復の考え方

パーソナルジムに通って、運動習慣も少しずつ身についてきた。
なのに――最近なんだか、「疲れが抜けにくい」「寝てもすっきりしない」そんな感覚、ありませんか?
体を動かすことで健康になれると思っていたのに、なんとなく重だるさが残ってしまう。
それはもしかすると、“休む力”が足りていないサインかもしれません。
この記事では、「疲れが取れない」と感じる原因をひも解きながら、
運動と回復のバランスを見直すことで**“元気が戻る体”を整えるヒント**を紹介していきます。
Contents List
頑張ってるのに、なんかだるい…

「寝ても疲れが取れない」という悩みの背景にある体の仕組みや生活習慣のズレをやさしく理解できます。
「しっかり寝てるはずなのに、朝からどんより」
「ジムにも通ってるのに、前より疲れやすい気がする」
そんな状態が続いているなら、体が“うまく回復できていない”可能性があります。
疲労には、筋肉のダメージだけでなく、神経系やホルモン、自律神経のバランスも深く関わっています。
どれだけ運動しても、休む力=回復力が低いままだと、疲労は積み重なってしまうんです。

大事なのは、「頑張っている自分を責めないこと」と、
「今の自分の状態に合った整え方を見つけること」。
ここからは、“運動の効き目を最大化させるための回復の話”を、やさしく整理していきます。
「運動したほうが元気になる」は本当。でも…?

運動には疲労回復やストレス軽減の効果があることを紹介しつつ、やりすぎや間違ったやり方が逆効果になる可能性にも触れます。
適度な運動はいい
運動は、ストレスを発散したり、血流を良くしたり、睡眠の質を上げたりと、
体と心のコンディションを整える力をたくさん持っています。
特に、適度な運動は副交感神経(リラックスの神経)を刺激し、
「なんだか気分が晴れたな」「よく眠れたな」といった感覚につながることも多いです。
やりすぎは禁物
でも、それが“やりすぎ”になってしまうと話は別。
トレーニングの強度が高すぎる
寝不足の状態で無理に動いている
休養を取らずに連日ハードなメニューをこなしている
――こうした状態が続くと、逆に交感神経が優位になりすぎて、
回復どころか、体はずっと“戦闘モード”のまま。
その結果、寝つきが悪くなったり、疲れが抜けなかったり、朝からだるい状態が続いてしまうのです。
運動には回復効果がある。
でも、「適度であれば」という前提付きであることを、改めて思い出してみてください。
疲れがたまりにくい体は、パーソナルジムでつくる

パーソナルジムは、追い込むだけじゃなく、体を整えて「疲れにくい体」を育てる場所だという新しい視点を得られます。
パーソナルジムとは
「パーソナルジム=筋トレで追い込む場所」
そんなイメージを持っている人は多いかもしれません。
でも実際は、疲れがたまりにくく、毎日を軽やかに過ごせる体をつくる場所でもあります。
ストレッチやモビリティトレーニングで、筋肉や関節の動きを整える。
姿勢や歩き方のクセを見直し、負担の少ない体の使い方に変えていく。
睡眠や食事のアドバイスで、“回復力が高まる習慣”を取り入れていく。
疲れにくくするからだ作り

1.ストレッチやモビリティトレーニングで、筋肉や関節の動きを整える。
2.姿勢や歩き方のクセを見直し、負担の少ない体の使い方に変えていく。
3.睡眠や食事のアドバイスで、“回復力が高まる習慣”を取り入れていく。
単に鍛えるだけでなく、「整えて疲れにくくする」ことができるのがパーソナルジムの強みです。
だからこそ、「今日は軽めに整える日」や「メンテナンス中心のセッション」があってもOK。
がんばる日と、整える日。その両方があるからこそ、体は変わっていきます。
体を整えるって、“がんばらないこと”から始まる

休むことへの後ろめたさを手放し、整えることの価値を受け入れるマインドに切り替えられます。
疲れが取れないとき、多くの人は「もっと頑張らなきゃ」と思ってしまいます。
でも、本当に必要なのは、“がんばらずに整える”という視点かもしれません。
しっかり眠る。
軽く体を動かす。
休む日をつくる。
そして、疲れた自分を責めない。
そんな「整える日常」があるからこそ、運動の効果も、日々のコンディションも高まっていきます。
トレーニングで体を変えるのと同じくらい、休むことにも意味がある。
あなたの体は、がんばるだけじゃなく、ちゃんと休ませてあげた分だけ、きちんと応えてくれます。
まずは、今日、ひとつだけ。
寝る前のスマホをちょっとだけ手放して、深呼吸してみるところからでも大丈夫です。

この記事の執筆者
神 戸 貴 宏
alignment代表。パーソナルトレーナーとして1000人以上のダイエットを指導。豊富な経験と実績を多くの方へ発信するためTarzanや美的などへ寄稿しています。