運動嫌いでも続く!代謝アップを後押しするピラティス4ステップ

「激しい運動は苦手だけど、そろそろ本気で体型をなんとかしたい…」そう感じていませんか?
代謝が落ちて痩せにくくなった、食事制限は続かない、でも運動はハードルが高い…
そんな悩みを抱える女性にこそ試してほしいのがピラティスダイエットです。
ピラティスは、インナーマッスルを鍛えて姿勢を整えながら、痩せやすい体質を目指せる続けやすい運動。
この記事では、ピラティスダイエットの効果や具体的な4ステップの実践法をわかりやすく解説します。
Contents List
ピラティスダイエットとは?初心者でも取り組みやすい理由

「ピラティス」と聞くと、上級者向けのエクササイズと思われがちですが、実は運動が苦手な人こそ取り入れやすい運動です。
特に、体力に自信がない方や久しぶりに体を動かす方にとって、激しい動きが少なく、無理なく始めることができます。
ピラティスは、体幹(お腹や背中まわり)をじっくり鍛えることで、自然と代謝が上がり痩せやすい体質を目指せるダイエット。
また、継続しやすいことも重要なポイント。
運動が続かない、何から始めればいいかわからないと感じているなら、ピラティスはその一歩にぴったりです。
激しい運動が苦手な人にこそピラティスが向いているワケ
ダイエットというと、息が切れるほど汗をかくようなハードな運動を想像しがちですが、実はその考えがストレスとなり、挫折の原因になってしまうことも。
そんな方におすすめなのがピラティスによるダイエットです。
ピラティスは、もともとリハビリ目的で生まれたため、「身体への負担が少なく、関節や筋肉を無理なく動かせる」ことが特長です。
激しいジャンプや高速の動きは一切なく、呼吸に合わせてゆっくりと身体を動かすので、運動が苦手な方や体力に自信がない方でも安心して取り組めます。
きつすぎず、でもしっかり効果を感じられるので、「気づいたら1ヶ月続いていた!」という人も少なくありません。
ピラティスと他のダイエット方法の違いとは
ダイエットには、ランニングや筋トレ、糖質制限など色々な方法があります。
それぞれに良さがありますが、運動初心者や体力に自信がない方にとっては、続けることが難しいと感じるものも多いのではないでしょうか。
そんな中で注目されているのが「ピラティス」。
様々なダイエットの特徴を下記の通りです。
✅ピラティス
・インナーマッスルをゆっくりと鍛え、姿勢改善や体幹が安定し、代謝アップ
・身体への負担が少なく、続けやすい
✅ランニングや筋トレ
・有酸素運動や筋力アップに効果的
・慣れるまではきつく感じたり、モチベーションが下がりやすい
✅急激な食事制限
・リバウンドや体調不良を招く可能性
つまり、ピラティスは継続しやすく、自然と痩せやすい体質に変わるダイエット法です。
ピラティスダイエットの効果|痩せやすい体質づくりをサポート

ピラティスダイエットは、「体重を減らす」ことだけが目的ではありません。
ピラティスの大きな魅力は、身体の内側から整えながら、痩せやすい体質へと導いてくれること。
特に、年齢とともに代謝が落ちてきたと感じている方にとって、無理なく体を変えていける方法として注目されています。
インナーマッスルを鍛えて基礎代謝を上げる仕組み
ダイエットを成功させるカギのひとつが、「基礎代謝を上げること」。
基礎代謝とは、何もしなくても消費されるエネルギーのこと。
つまり、同じ生活をしていても、基礎代謝が高い人のほうが脂肪を燃焼しやすいというわけです。
では、どうすれば基礎代謝を上げられるのでしょうか。
その答えのひとつが「インナーマッスルを鍛えること」。
ピラティスはまさに、このインナーマッスルを効率よく鍛える運動です。
インナーマッスルが活性化されると、自然と筋肉が正しく使われ、体幹が安定します。
その結果、全身の代謝がスムーズになり、痩せやすい体質へと少しずつ変わっていきます。
姿勢改善がもたらすシルエットの変化
ピラティスダイエットの大きな魅力のひとつが、「姿勢改善」です。
猫背や反り腰、骨盤のゆがみなど、姿勢の崩れはスタイルの悪さにつながるだけでなく、代謝の低下や身体の不調にも影響します。
たとえば、猫背になると肩が内側に入り、胸が下がり、お腹がぽっこり出て見えるなど、体重は変わっていなくても、「太って見える」原因になるのです。
ピラティスでは、身体の中心となるインナーマッスルを使いながら、骨や筋肉を正しい位置に導きます。
その結果、自然と胸が開き、お腹やお尻が引き上がるようになり、全体的にすっきりとしたシルエットに。
「体重は変わっていないのに、見た目が引き締まってきた」「以前より洋服が似合うようになった」そんな声が多いのも、ピラティスの特長です。
続けやすい運動だからこそ習慣になる
どんなに効果的な運動でも、続かなければ意味がありませんが、多くの方が途中でダイエットを挫折してしまいます。
✅ダイエットに挫折してしまう理由
・最初から頑張りすぎて疲れてしまう
・生活リズムに合わない運動を選んでしまう
そんな中で注目されているのが、ピラティスの“続けやすさ”です。
✅ピラティスが続けやすい理由
・マット1枚あれば、自宅で始められる
・激しい動きがなく、呼吸を意識しながらゆっくりとした動き
・体力に自信がない方や、運動に苦手意識がある方でもできる
・5分~10分程度から始められ、1回にかかる時間が短い
・週2〜3回のペースで、少しずつ身体に変化を感じられるようになる

「これなら私にもできそう」と感じられることこそが、習慣化の第一歩。
そして、継続していくうちにピラティスの効果も実感できるのも、やる気を保つポイントです。
ダイエットを習慣に変えたいなら、まずはピラティスを取り入れてみてください。
ダイエット成功の鍵!ピラティス4ステップ実践法

ピラティスダイエットを続けていくうえで大切なのは、「なんとなくやる」のではなく、目的をもって正しい順序で取り組むことです。
無理なく習慣にしていくためには、段階を踏んで少しずつ体に変化を与えていくことが大切です。
ここでは、ピラティス初心者でも始めやすく、しっかり効果を実感できる4つのステップをご紹介します。
ステップ1|まずは呼吸と姿勢を整える
ピラティスで最も大切なのは、深くてゆったりとした呼吸。
呼吸を意識することでインナーマッスルが目覚め、体の土台が整います。
仰向けになって鼻から息を吸い、口からゆっくり吐き出す「胸式呼吸」からスタートしてみましょう。
✅胸式呼吸
1.鼻から息を吸い、肋骨が左右に広がる感覚を意識
2.口からゆっくりと息を吐き、お腹を凹ませるよう意識
ステップ2|基本の動きで体幹を安定させる
次に、骨盤や背骨を安定させるような基本的なエクササイズ。
ピラティスの基本動作の特徴は、「ゆっくり」「正確に」「呼吸を合わせて行う」という3つです。
大切なのは、スピードを競うのではなく、一つ一つの動きに意識を向けること。
代表的な「ペルビックカール」や「ヒップリフト」などは、小さな動きで、負荷は軽いのに、体幹がぐっと鍛えられる感覚が得られます。
ステップ3|部位別アプローチでメリハリを作る
体幹が整ってきたら、次は気になる部分にフォーカスします。
お腹、二の腕、お尻、太ももなど、部位ごとに引き締めを狙ったピラティスの動きを取り入れていきます。
✅ぽっこりお腹
「シングルレッグストレッチ」、「サイドレッグリフト」など
✅お尻や太もも
「サイドレッグシリーズ」など
特定の筋肉だけに偏らず、全体のバランスを意識して行うことで、シルエットの変化をより実感しやすくなります。
ステップ4|毎日のルーティンに無理なく組み込むコツ
どんなに素晴らしいメソッドも、続かなければ意味がありません。
朝起きたとき、寝る前、家事の合間など、毎日5分でもいいので、ライフスタイルの中で取り入れやすい時間を見つけてください。
決まった時間や流れに組み込むことで、習慣化しやすくなります。
ピラティスダイエットを成功に導くコツと注意点

ピラティスダイエットは、無理なく体を整えながら続けられる運動として人気がありますが、「やみくもにやれば効果が出る」というものではありません。
せっかく始めたピラティスを効果的に続けるためには、いくつかのコツと注意点を知っておくことが大切です。
効果を感じるまでの期間と理想的な頻度
ピラティスダイエットを始めたとき、多くの人が気になるのが「いつから効果を感じられるのか?」という点だと思います。
✅効果を感じられるまでの期間
一般的に、早い人で2〜3週間後に体の変化を実感し始め、体重やシルエットの変化には、1〜2ヶ月程度が必要とされています。
ピラティスは、効果が見えるスピードは緩やかですが、リバウンドしにくく、痩せやすい体質へと体の土台から整えてくれるのが大きな特徴です。
効果の現れ方には個人差があることも理解しておくことが大切です。
✅理想的な頻度
初心者の方には、まず週2回からスタートし、慣れてきたら週3~4回にするのがオススメです。
1回の時間は10〜20分ほどでも構いません。
無理に毎日やろうとすると疲れてしまったり、続かなくなるので、「今日は疲れてるから5分だけ」など、無理しないことも習慣化のポイントです。
そして、ただ回数をこなすよりも「どれだけ集中して丁寧に行うか」が大切。
呼吸を意識し、正しいフォームで行うことで、少ない回数でもしっかりとピラティス効果を感じることができます。
食事制限なしでも痩せる?ピラティスとの相乗効果
「食事制限なしで痩せられるなら、こんなにうれしいことはない!」と思っている方は多いのではないでしょうか。
そこでオススメなのが、ピラティスと食事の“バランス”を意識したダイエット。
結論から言うと、ピラティスだけで急激に体重を落とすことは難しいです。
しかし、ピラティスで代謝を上げて痩せやすい体質に整えるれば、ちょっとした食事の意識を加えるだけで、ぐんと効果が高まります。
✅意識したい食事のポイント
・よく噛んで食べる
・夜遅くに食べない
・水分をしっかりとる
無理にカロリーを制限せず、上記のような基本的なことを丁寧に行うだけで、体が本来のバランスを取り戻し、食欲や間食も落ち着くるいう人も多いです。
また、ピラティスを続けることで「せっかく体が整ってきたから、食事も丁寧にしたい」という気持ちが自然に芽生えるのもポイントです。
モチベーションを保つための工夫とは
最初はやる気に満ちていても、数日たつと「今日はいいかな…」と気持ちが揺らいでしまうこともありますよね。
そこで大切なのが、以下のようなモチベーションを保つための工夫です。
✅小さなゴールを設定する
いきなり“3キロ痩せる”や“1ヶ月でウエスト5cm減”といった大きな目標ではなく、「3日続けてみる」「1週間に2回取り組む」といった目標から始めましょう。
✅記録をつけること
スマホのメモ機能や専用アプリ、ノートに今日どんな動きをしたか、体調はどうだったか、気持ちの変化はあったかなど、簡単でいいので書き残す。
✅お気に入りのウェアやマットを使う
気分が上がる色や肌ざわりの良いものを選ぶと、「ピラティスの時間=自分を大事にする時間」として前向きに取り組めるようになります。
✅ピラティスを生活の中に組み込む
ピラティスを、朝のリセットタイムや夜のリラックスタイムにする
✅完璧を目指さない
「今日は疲れているから5分だけ」「ストレッチだけでもOK」など柔軟な気持ちで向き合う。

モチベーションは、一度上がったらずっと高いまま…ではありません。
波があって当然だからこそ、続けやすい運動であるピラティスを、生活の一部として楽しめるようになるのが理想的です。
ピラティスダイエットを始めたい人へ|おすすめの始め方と継続のヒント

「ピラティスダイエットを始めてみたいけれど、何から始めればいいのかわからない…」という声をよく耳にします。
まず最初におすすめしたいことは、「目的を明確にすること」です。
「お腹まわりを引き締めたい」「姿勢をよくしたい」「代謝を上げて痩せやすい体質になりたい」など、自分がどうなりたいのかをイメージしましょう。
ゴールが明確になると、モチベーションも上がり、選ぶエクササイズや取り組む時間帯も自然と定まりやすくなります。
自宅派?スタジオ派?あなたに合った方法の選び方
ピラティスダイエットを始めるときに迷いやすいのが、「自宅でやるか、それともスタジオに通うか」。
どちらが正解というわけではなく、あなたのライフスタイルや性格に合った方法を選ぶことが、長く続けるためのポイントになります。
✅「自宅派」に向いているタイプ
・忙しくてスタジオに通う時間が取れない
・自分のペースでのんびり続けたい
・人目を気にせずリラックスして取り組みたい
・育児中や在宅ワークで隙間時間を有効活用したい
最近は、YouTubeやピラティス専用アプリなど、初心者向けの無料動画が豊富にあり、5〜10分程度の短時間メニューも充実しています。
✅「スタジオ派」に向いているタイプ
・正しいフォームや呼吸法を直接学びたい
・一人ではなかなか続かない
・モチベーションを保つには環境が大
定期的に通う習慣ができると、サボり癖が出にくいというメリットもあります。
迷ったときは、体験レッスンを受けてみるのもおすすめです。
また、「自宅でやってみたけれど、フォームに不安がある」と感じた場合は、オンラインパーソナルトレーニングという方法もあります。
オンラインパーソナルトレーニング – 品川Body Design Studio ASK
どんな方法でも、正しく継続していけば、痩せやすい体質や姿勢改善といった変化はきちんと現れます。
初心者でも安心!おすすめ動画・アプリ紹介
「ピラティスに興味はあるけれど、運動が苦手だし、ついていけるか不安…」という方にとって、自宅で気軽に始められる動画やアプリがオススメです。
最近では、初心者でもわかりやすく丁寧に解説してくれる無料コンテンツが充実しています。
✅YouTubeチャンネル
・「B-Flow」
・「YUMI TAKAMI /ヨガピラティス専門チャンネル」
どちらも日本語の解説で、呼吸のタイミングや正しい姿勢まで丁寧に教えてくれるので、初心者でも迷わず取り組めます。
5分~15分ほどの短いメニューも多く、朝のスキマ時間や夜のリラックスタイムにもぴったりです。
✅オススメアプリ
・「FitOn」
・「Down Dog(ピラティス)」

動画やアプリの最大のメリットは、「自分のペースとレベルで進められること」です。
また、繰り返し再生できるので、わからない動きを何度も見返しながら練習できるのも安心です。
もし「画面を見ながら動くのが苦手」という方であれば、音声ガイドに特化したアプリや、1つの動きをゆっくり丁寧に教えてくれる解説動画がオススメです。
3日坊主にならないためのセルフケア習慣づくり
せっかく「ピラティスダイエットを始めよう!」と意気込んでも、気づけば3日坊主で終わっていた…という経験がある方も多いのではないでしょうか?
とくに運動が苦手な人にとっては、“続ける”こと自体が一番のハードルになりがちです。
だからこそ、ピラティスを無理なく習慣化するためのセルフケアの工夫がとても大切になります。
オススメなのは、月に1度「今の自分の変化を振り返る時間を設ける」こと。
体重の変化だけでなく、姿勢が良くなった、朝の目覚めがスッキリした、気持ちが安定してきたなど、ピラティスの効果は数値以外のところにも現れます。
そうした変化に気づくことで、「続けてきてよかった」と感じられるようになり、さらに習慣化のモチベーションになります。
「無理のない習慣づくり」で、楽しみながら理想の体に近づいていきましょう。

この記事の執筆者
神 戸 貴 宏
alignment代表。パーソナルトレーナーとして1000人以上のダイエットを指導。豊富な経験と実績を多くの方へ発信するためTarzanや美的などへ寄稿しています。