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運動しても肩こり・首こりが取れない理由と、“ラクになる体”のつくり方

Category : お知らせ2025.04.04

「ジムでしっかり体を動かしているのに、肩こりや首こりがまったく改善されない…」
そんな声、実はとても多いんです。

ストレッチや筋トレを頑張っているのに、肩や首が重いまま。
それは、“動かしている”つもりでも、ほぐれていない状態かもしれません。

この記事では、運動してもつらさが取れない理由を整理しながら、
根本から“ラクな体”を育てるための視点と方法を、紹介していきます。

肩こり・首こりが運動しても改善しないのはなぜ?

筋肉を動かしてるのに固まるのはなぜ?

肩こりや首こりを感じると、「動かせば楽になる」と思う人は多いでしょう。
でも実際には、“動かし方”が合っていないと、かえってこりが強くなることもあります。

例えば、肩回しを一生懸命しているのに、肩甲骨がまったく動いていない場合。

それは表面的な筋肉だけを使っていて、深層の筋肉(インナーマッスル)は固まったままなんです。

また、ジムでのトレーニングも「筋力をつける」方向に偏りすぎると、
本来ゆるむべき場所まで緊張状態が続いてしまうこともあります。

要するに、「動かす=ゆるむ」ではないということ。


大事なのは、どこを、どう動かしているか。

神戸トレーナー

そして何より、本当にほぐすべきは“使いすぎた筋肉”ではなく“使えていない筋肉”であることも多いんです。

ストレッチでは解決しないこともある理由

ストレッチももちろん大事なケア方法のひとつ。
でも、「伸ばすだけ」で解決しないケースが多いのが肩と首です。

それは、コリの原因が“姿勢”や“体の使い方”にある場合がほとんどだから。
つまり、伸ばすより先に“整える”ことが必要なんです。

例えば、頭が前に出ている姿勢(スマホ首)では、
常に首の後ろ側の筋肉が引っ張られたまま緊張状態になります。


ここをいくらストレッチしても、姿勢が変わらなければまたすぐ戻ってしまう

なので、「ストレッチをしてもすぐ凝る」という人は、
土台となる姿勢や体のバランスに目を向けてみると、新しい改善のヒントが見つかります。

肩と首の“コリやすさ”を決める意外な習慣

スマホ首・浅い呼吸が生む無意識の緊張

現代人の肩と首のこりを語るうえで、避けて通れないのがスマホ首


1日に何時間も、うつむいたままスマホを見ることで、
首の後ろ側や肩まわりの筋肉に常に負荷がかかっている状態になります。

しかもこの姿勢では、呼吸が浅くなりやすい。

呼吸が浅いと交感神経が優位になり、体が常に“緊張モード”から抜け出せなくなんです。

「肩こってるな」と思っていたら、
実は呼吸が浅くて体全体がこわばっていたなんてことも珍しくありません。

一見、筋肉と関係ないようでいて、
姿勢と呼吸は“コリやすい体”をつくる隠れた要因なんです。

無理な姿勢のクセと筋バランスの崩れ

コリやすさには、日常の体の使い方も大きく影響します。

例えば、デスクワーク中にいつも右肘だけついている、
片側の足ばかりに重心をかけて立っている、
バッグをいつも同じ肩にかけている――

こうした“無意識の偏り”が続くと、筋肉のバランスが崩れて、
ある一部にだけ負担が集中するようになります。

この状態でいくら運動をしても、
偏った動きのまま筋肉が固まり、コリが慢性化してしまうこともあります。

だからこそ、トレーニングの前に「自分の姿勢や動きのクセ」に気づくことがとても大切。
これを整えてから運動を始めることで、“凝らない体”に育てていくことができます。

ラクになる体に必要なのは「整えながら動く」こと

姿勢を意識するだけでは変わらない

肩こりや首こりを解消したくて「姿勢を良くしよう!」と意識する人は多いです。
でも、それだけで変わるなら誰も困ってませんよね。

なぜなら、「意識して直す姿勢」は、長続きしないからです。
正しい姿勢を一時的にとっても、体がまだその姿勢に慣れていないと、
すぐに元のクセへと戻ってしまうんです。

本当に変えたいなら、姿勢を「正す」んじゃなくて「育てる」ことが大切。


そのためには、ただ静かに姿勢を保つより、“動きの中で整えていく”方がはるかに効果的です。

「整え→動く」の順番で変わる感覚

よくある間違いは、
「まず筋トレ → その後ストレッチ」の順でケアを考えてしまうこと。

でも、コリやすい体にはむしろ「整える → 動く」の順番が必要です。

具体的には:

・呼吸を整えて神経の緊張をゆるめる

・姿勢を調整して、動かす土台をつくる

・そこから軽いエクササイズで“正しい使い方”を体に覚えさせる

このステップを踏むことで、
動かすたびに整う、整えるほど動ける――そんな体に近づいていきます。

そして何より、無理せず心地よく動ける体は、
「もう肩こり気にならないかも」と感じるくらい軽やかな感覚をもたらしてくれるはずです。

パーソナルジムで“コリにくい体”を育てるには

マッサージで緩めるのと、動きで変える違い

肩こりを感じたとき、まず思い浮かぶのが「マッサージに行く」かもしれません。
その場で気持ちよくなって、血行が良くなる感じもありますよね。

でも、あれは一時的に筋肉をゆるめているだけで、
根本的に「こらない体」になっているわけではありません。

パーソナルジムでのアプローチは、そこが違います。
表面的に揉みほぐすのではなく、“体の動かし方”から見直していくんです。

例えば、普段の姿勢のクセを観察し、
どこが固まっていて、どこが使えていないのかを一緒に見つけていく。
その上で、正しいフォームで少しずつ動かすことで、
使われるべき筋肉が自然に働きはじめ、緊張ではなく“安定”で支えられる体に変わっていきます。

この積み重ねが、“揉まなくても楽な状態”をつくっていくのです。

根本ケアを続けられる仕組みがある

さらに、パーソナルジムには「続けやすい理由」もそろっています。


自分ひとりではなかなか気づけない体のサインを、
プロの目線で読み取り、無理なく改善していけるようサポートしてくれる。

通うたびに「なんとなく今日も軽いな」と感じるような調整が入り、
その都度、姿勢や動作が整っていく。


そんなふうに、小さな改善を積み重ねられる環境があるのが大きなポイントです。

無理にがんばらなくても、整った状態が“当たり前”になっていく。


それが、マッサージとは違う、ジムならではの根本的な変化なんです。

「また凝ってきた…」を繰り返さないために

肩を揉まずにラクになる習慣

「また凝ってきたな」と感じたとき、真っ先に肩や首を揉みたくなるのは自然なことです。
でもその習慣、少しだけ立ち止まって見直してみてください。

実は、“揉む”という行為は筋肉を一時的にゆるめるだけで、
根本の姿勢や動きのクセが変わっていなければ、またすぐに元通りになってしまいます。

本当にコリにくい体に変えたいなら、
ラクな呼吸を意識してみる、動きながら姿勢を感じてみる、
座り方や歩き方にちょっと気を配ってみる――
そんな小さな意識の積み重ねの方が、ずっと効果的なんです。

「ラクになること」は特別なことではなく、
少しの丁寧さを持って体に向き合うだけで、じゅうぶんに変わっていけます。

まとめ

ここまでで、「運動しているのに肩こり・首こりが取れない」と感じる理由や、
それを根本から変えていくために必要な視点を整理してきました。

ただ筋肉を動かすだけでは、かえって体の負担が増えてしまうこともある。
大切なのは、“整える”ことと“動かす”ことを、正しい順番で組み合わせること。


そして、日々の呼吸や姿勢、無意識のクセに気づくことが、何よりの近道です。

もしあなたが今、
「動いてるのに変わらない」
「マッサージしてもすぐ戻る」
そんな感覚を持っているなら、それは体からの大切なメッセージかもしれません。

「整えるように動く」という考え方を、少しずつ生活に取り入れてみてください。
肩や首がふっと軽くなる瞬間が、きっとこれから増えていくはずです。

アライメント,執筆者

この記事の執筆者

神 戸 貴 宏

alignment代表。パーソナルトレーナーとして1000人以上のダイエットを指導。豊富な経験と実績を多くの方へ発信するためTarzanや美的などへ寄稿しています。

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