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痩せない本当の原因は関節可動域にあった

Category : 可動域について2020.09.15

痩せない原因や太る原因といえば「食べ過ぎ」「運動不足」「お酒」「年齢」「筋肉が落ちて代謝も落ちた」などが真先に思い浮かぶのではないでしょうか?

でも、沢山食べても痩せている人はいます。

ハードな運動もしてないのに痩せている人もいます。お酒を飲んでも痩せている人もいます。一体なぜでしょうか?もしかしたら関節可動域に本当の原因があるかもしれません。私はパーソナルトレーナーとして数百人のダイエットに携わってきて分かってきたことがあります。

「食事制限や運動を頑張っているのに痩せない人、または痩せてもリバウンドしてしまう人」と「食事制限や運動を少し行うだけで痩せる人、しかもリバウンドしないでキープできる人」の特徴です。

リバウンドのしやすさは無理をしているかどうかで決まりますのでここでのテーマとは少しズレますので割愛します。重要なポイントは無理をしないで痩せる人の特徴です。その答えが”関節可動域”だったのです。

重要なのは”量”ではない

なぜ、関節可動域が痩せない原因になるのか不思議に思うかもしれません。しかし、今から説明することを理解して頂ければ納得して頂けるかと思います。
ポイントは2つあります。
1つ目は「痩せる=カロリー収支が赤字」ということです。

これは余に当たり前でガッカリされるかもしれませんが重要なので再確認だと思ってご一読ください。エネルギー収支とは”摂取カロリー”と”消費カロリー”のバランスのことです。単純に摂取カロリーが消費カロリーよりも多ければ体内でアナボリック(合成)が起こり体重が増加します。

逆に消費カロリーが摂取カロリーよりも多ければ体内でカタボリック(分解)が起こり体重が減少します。
よって「摂取カロリー過多=食べ過ぎ」「消費カロリー過少=運動不足」といった理論が成立するのです。

ここで盲点になりやすいことがあります。食べ過ぎ=食事量を表し、運動不足=運動量を表しているということです。どちらも”量”にフォーカスしています。でも、真実は違います。本当は“質”が重要な鍵となるのです。

痩せるには”質”を意識する

こでは摂取カロリーの解説は割愛して消費カロリーについて説明します。
消費カロリーは運動量が決めるのではありません。”質×量=消費カロリー”が正しい認識です。ポイントは掛け算であるということです。

例えば、運動の量が100、運動の質が1ならば消費カロリーは100となります。
運動の量が半分の50、運動の質が10ならば消費カロリーは500となります。

運動の質を高めることで、運動量が半分に減らしても5倍の成果が得られるのです。これが「頑張っているのに結果が出ない人」と「さほど頑張っていないのに結果が出る人」の決定的な差です。
では、どうしたら質を向上できるのでしょうか?
その答えが関節可動域にあります

その努力無駄になっているかも?

バイオメカニクスの観点から説明すると”仕事=力×距離”で表します。仕事とは分かりやすくいうと運動の質です。力は筋力と置き換えて考えていただき、単純にダンベルなどの負荷だと捉えてください。そして距離が関節可動域です。写真①をご覧ください。40kgのバーベルを担いでスクワットをしています。その深さは約40cmです。

次に写真②をご覧ください。20kgのバーベルを担いでスクワットをしています。その深さは約100cmです。写真②のスクワットはバーベルの重さが写真①と比較して半分ですが25%も質が高いと言えます
(写真①40kg×0.4m=1.6m・kg、写真②20kg×100cm=2.0m・kg)。これが1ヶ月間、1年間と蓄積することで成果に雲泥の差を生むのです。

では、写真3と写真4をご覧ください。どちらの人が効果的なスクワットを行えると思いますか?さらに写真5と写真6をご覧ください。どちらの人が腹筋を効率的に行えると思いますか? 答えは明白です。

正しいフォームとは知識で学べても関節可動域の問題で「分かっていても出来な い」ということが現場で起こる真の問題です。

”出来ない”というのは”上手くできない”という意味 ではなく、”体が硬くて物理的に出来ない”という意味です。その場合、どんなに練習しても正しい フォームを身につけることは一生できないでしょう。関節可動域が拡大することで最短最小の努力で大きな成果を上げることが出来るようになるのです。

体が柔らかい人でも太ってる?

よくある質問は「体が柔らかいけど太っている人もいるよね?」という質問です。多く肥満 傾向にある人は”体が硬い”傾向にありますが、確かに関節可動域が広い人でも太っている人はいま す。それに対する答えは「本当に柔らかいのか?」ということです。以下の4つのチェックを行なってみてください。

Check 1

前屈

拳が床につく

Check 2

後屈

後方の床が見える

Check 3

しゃがみ込み

踵が浮かずにしゃがみ込める

Check 4

開脚

肘が床につく

多くのパターンでは「前屈ができても後屈が出来ない」「前屈と後屈が出来てもしゃがみ込みが 出来ない」などです。
つまり、アンバランスな柔軟性を持ち合わせています。これらはスイングドアの法則で説明ができます。

1つの関節には”曲げる””伸ばす”といった2つ以上の動きが存 在します。これを拮抗筋(きっこうきん)と呼びます。図のように一方の筋肉が短縮するともう一 方の筋肉が伸長されます。例えば、骨盤が前傾している人は太腿の前の筋肉は短縮していますが太 腿の後ろの筋肉は伸長しています。よって前屈が得意で後屈が苦手な傾向があります。

このパターンの人は体が柔らかいとは表現せずに”骨格が歪んでいる”と表現します。9割程度の人が このパターンです。残りの1割は稀なケースなのでここでは割愛します。

まとめ

頑張っているのに痩せない人の特徴として関節可動域が低下している傾向にあります。それはエネルギー収支の観点から消費カロリーが低下していることが原因となります。
消費カロリーを増やす為に多くの人は急に運動の量を増やすといった間違った選択をしてしまいがちですが、 真の原因は運動の質であり、運動の質とは関節可動域に左右されやすいということです。

さらに、関節可動域は部分的に高くても身体バランスが崩れて逆に怪我の原因にもつながります。大切なのはバランス良く全身の関節の可動域を向上させることにあります。

補足

全身の関節可動域が向上すると痩せやすくなる以外にも多くのメリットがあります。肩こり、 首こりの根本的原因であったり、腰痛や膝痛の根本的原因であったりします。それらの不調があることで”運動したい気分にならず”運動量の不足により肥満につながる悪循環となることも多くあります。多くの人が無駄な努力をしない為にも関節可動域を向上させるキッカケとしてお役に立てるように情報発信をしていきたいと思います。

アライメント,執筆者

この記事の執筆者

神 戸 貴 宏

alignment代表。パーソナルトレーナーとして1000人以上のダイエットを指導。豊富な経験と実績を多くの方へ発信するためTarzanや美的などへ寄稿しています。

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